あの人がいるから、大丈夫。
MESSAGE
先輩からみなさんへ
薬剤師
宮下知子
TOMOKO MIYASHITA
同じ目線。同じ想い。患者様に寄り添う薬剤師。
先輩のサポートがある。その安心感。
調剤・鑑査・投薬。薬剤師の仕事は多岐に渡ります。実習時代から忙しい職場だという意識はありましたが、実際あおぞら薬局で薬剤師として働いてみると…やっぱりすごく忙しいんです(笑)。毎日に戸惑いを抱くことも正直あります。でも、私が薬剤師としてやっていけるのは、先輩に見守られながら、薬剤師としての心構えや姿勢を学び、それらを躊躇することなく、自由に実践出来る風土が根付いているから。何かあっても、先輩方のサポートがある。その安心感は計り知れません。
患者様と向き合い続ける。
薬剤師としての学びは、何も先輩からだけではありません。いちばん接することの多い、患者様から多くの「姿勢」を日々学んでいます。以前なかなか自分のことを話してくれない患者様がいました。いま何を思っているのかを知ることは、薬剤師として大切なこと。でもそれがなかなかわからない。歯がゆい想いもありました。でも、ゆっくり時間を掛けて、丁寧に…患者様の声に耳を傾けながら会話をしていくうちに、普段思っていることや気になることを、ぽつりぽつりと話し始めてくれたんです。“先入観を捨て、素直な気持ちで向き合う”。その時の学びは、今の私にとってとても大きな財産となっています。
同じ目線、同じ想い。
今はまだ、日々の仕事に精一杯で、あおぞら薬局に何か貢献したとか、そういう想いはありません。でも、いちばん患者様と近い立場にいる私です。患者様に名前を覚えてもらって、「宮下さんがいるあおぞら薬局」と言ってもらえるように、患者様と同じ目線、同じ想いで寄り添いながら、目の前の仕事に取り組みたいと思っています。
薬剤師
柳沢啓介
KEISUKE YANAGISAWA
患者様との深い関わりを求め、あおぞらへ。
患者様との深い関わりが、充実を生む。
約14年間、病院勤務をしていました。病院では、服薬指導は入院患者に限られています。特に糖尿病の患者様のように、継続して関わっていきたいと思っても、短期間で指導終了となることも多いんです。その「浅い関わり」にどうにも物足りなさを感じていました。外来の患者様を中心とした服薬指導や療養指導を通じて、多くの患者様と関わりたいという想いが強くなったんです。あおぞら薬局は、糖尿病患者の処方箋を多数扱っている薬局。1日の処方箋枚数が200枚にもなるような忙しい職場ですが、いまは患者様と時間を掛けて、じっくり向き合う「深い関わり」を実感しながら、充実感をもって仕事に取り組んでいます。
知識・経験・わかりやすい言葉。
薬剤師は、実に多くの知識や経験を駆使しながら、患者様と向き合う仕事だと思っています。例えば、以前在宅訪問を行った時、水分量や食事の摂取について家族から質問されたことがあったんです。その時、病院勤務の時に学んだ栄養療法の知識が役に立ったということがあって。薬のことはもちろんのこと、薬以外のことで対応できたことはとても嬉しかったのと同時に、僕の知識が患者様との関わり方や距離感をぐっと近づけてくれた気がして、文字通り経験を活かせる仕事なんだなぁと感じました。
こんなこともあります。前日に服薬指導を行った患者様から「吸入薬の使い方が分からなくなった」と電話があったんです。その時、服薬指導の難しさを実感しました。僕の説明が弱かったんでしょう。自分では説明書を見せながら説明をして、患者様もわかってくれたと思ってしまったんです。それ以降、常にわかりやすい言葉での説明を心掛ける、きっかけになりました。
いま患者様に何が起きているのかを見極める。
薬剤師はただお薬を渡すことが仕事ではありません。その患者様に、今なにが起きているのかを見極め、薬の適正使用について指導することが求められます。的確に状態を把握するために必要なこと。それは患者様と話すことです。たくさん話して、患者様のことを深く知ることです。深い関わりこそが、患者様の状態を知る術だと思っています。
薬剤師
畑千尋
CHIHIRO HATA
薬剤師として大切なことは、自分の中に芽生えた「?」
「薬剤師の勘」は、センスでもある。
薬剤師になったばかりの頃。薬局長が何気なく言った一言が、未だに私の仕事における指標のひとつになっています。それは「薬剤師の勘は、よく当たるんだよ」―。何かおかしい、何か引っかかる。毎日仕事をしていく上で、そういう「疑問」が芽生える瞬間があります。その「何か」には、やっぱり何かあるんです。薬剤師の勘です。そして薬局長が言う通り、よく当たるんです。自分の中に芽生えた「?」は、一瞬で消え去ってしまいます。その疑問に対してふと立ち止まることができるか、やり過ごしてしまうか。そこで薬剤師としてのセンスが問われると思います。
頼ってもらえること。それが仕事の醍醐味。
とは言え、薬剤師は実に多くの仕事をこなしています。充実した仕事ですが、なかなか気を抜くことが出来ません。毎日電話を掛けてきたり、1日に何度も訪ねてくる患者様に対して真剣に向き合いきれないタイミングだって、正直あります。でもそこは「薬剤師の勘」を働かせる時。「何か」あります。多忙にかまけている場合ではありません。目の前の患者様が頼ってくれる。そこが「まちの薬局」で働く最大の醍醐味なんですから。患者様の声をしっかり聞いて、今「何が起こっているのか」を明確にし、救いの声を掛ける。患者様にとって私たち薬剤師の声は、安心に繋がるはずです。
患者様と丁寧に向き合えば、そこには安心が生まれる。
当然ですが、お薬をお渡しするだけが私たちの仕事ではありません。「安心」してもらうことです。身体の不調と闘う患者様にとって、安心は何よりも効果的な薬です。患者様の中にある「何か不安だな」とか「何か心配だな」という、色々な「何か」を払拭してあげることです。そして、自分の中に芽生えた疑問もきちんと解決する。そういう丁寧な仕事や向き合いが、大きな安心を生む。私は安心させる薬剤師であり続けたいし、あおぞら薬局が安心できる場所であり続けたいと思っています。